データを保存する製品は、「何を保存するか」「どの機器につなぐか」で選び方が変わります。写真や動画のバックアップ、ゲーム機の容量拡張、テレビ録画、ドライブレコーダーなど、用途ごとに向く種類や規格が異なります。このページでは、種類の違いと仕様表の読み方を整理しました。
データの保存先は、大きく5つに分けられます。以下は一般的な傾向で、実際の使い勝手や対応条件は機種ごとの仕様で確認してください。
| 種類 | しくみ | 一般的な特徴 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| ポータブルSSD | 半導体メモリー(フラッシュメモリー)にデータを保存する外付けタイプ | 小型・軽量で、衝撃に強い設計の機種が多い。読み書きが速い傾向 | 容量あたりのコストが高めになる傾向。規格によって速度が大きく変わる |
| ポータブルHDD | 回転するディスクにデータを保存する外付けタイプ | 大容量のものが多い。容量あたりのコストが低めになる傾向 | 衝撃に弱い傾向があり、読み書き速度はSSDより遅め。使用中に動かさない配慮が必要 |
| 据え置き型の外付けHDD | 3.5インチのHDDをACアダプターなどで動かすタイプ | 大容量でテレビ録画用途に使われることが多い | 本体が大きく重い。設置スペースと電源の確保が必要 |
| 内蔵SSD+外付けケース | パソコン用の内蔵SSD(M.2など)を、専用ケースに入れて外付けにする | 好きなSSDを選んで外付けにできる。高速な規格を活かしやすい | ケースとSSDの規格(NVMe/SATA、サイズ)が合っていないと使えない |
| メモリーカード(microSD/SD) | カメラ・ドライブレコーダー・ゲーム機などで使う小型カード | 機器ごとに必要な規格が決まっていることが多い | 機器が対応する規格・容量を確認しないと使えない場合がある。用途によっては高耐久品が向く |
どの種類でも、故障や誤操作でデータが失われる可能性はあります。大切なデータは、複数の場所に保存しておくのが基本です。
保存したいデータの量に対して余裕のある容量を選びます。写真や動画が中心なら、将来増える分も見込んでおくと安心です。なお、表示容量と、パソコンで認識される容量には差が出ることがあります。
「USB 3.2 Gen 1」は最大5Gbps、「USB 3.2 Gen 2」は最大10Gbpsといった理論上の速度を示す規格です。バッファロー ポータブルSSD 1.0TBは「USB3.2 Gen1」、Samsung T7 1TBは「USB 3.2 Gen 2(10Gbps、USB Type-C)」と記載されています。パソコンやゲーム機の側のポートが対応していないと、速度が出ないことがあります。
仕様に載っている速度は、最大値(メーカー公表値)であることが多く、実際の速度は条件で変わります。当サイトの仕様表では、Samsung T7が読み出し1,050MB/秒・書き込み1,000MB/秒、キオクシア SSD-PK480U3-BA/Nが読取550MB/秒、バッファロー SSD-PUT500U3-B/Nが最大約430MB/sと記載されています。
パソコンのポートがUSB-CかUSB-Aかで、必要なケーブルが変わります。Samsung T7はUSB-C to CとUSB-C to Aの2本が付属すると記載されています。Seagate One Touch 2TBはUSB3.0ケーブル(約46cm)が付属と記載されています。ケーブルの規格が低いと、速度が出ないことがあります。
持ち運ぶなら耐衝撃の仕様を確認します。Samsung T7は最大2mの落下テストをクリア、WD My Passport SSD 1TBは約2mからの落下試験をクリアとされる設計、バッファロー 500GBは耐衝撃・耐振動で米国MIL規格に準拠と記載されています。パスワードロックやAES256ビット暗号化に対応した機種もあります。保証期間は、Kingston XS1000の5年から、バッファロー 500GBの1年まで機種によって異なります。
PS5、テレビ、Macなど、つなぐ機器に対応しているか確認します。WD Elements Portable 2TBはMacで使う場合にドライブの再フォーマットが必要と記載されています。メモリーカードは、規格が機器に合っているかが大切です。たとえばSanDisk microSD Express Card 256GBは「ニンテンドースイッチ2」向けの製品として記載されています。ドライブレコーダーや防犯カメラには、キオクシア 高耐久microSD 128GBやSanDisk 高耐久microSD 64GBのように、用途が明記された高耐久タイプがあります。
| 商品 | 種類 | 容量 | 規格・速度 | 仕様表の主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Samsung T7 1TB | ポータブルSSD | 1TB | USB 3.2 Gen 2・読み出し1,050/書き込み1,000MB/秒 | AES 256bit暗号化・2m落下テストクリア・72g・3年保証 |
| WD My Passport SSD 1TB | ポータブルSSD | 1TB | USB 3.2 Gen 2・読み出し最大1,050/書き込み最大1,000MB/秒 | AES256ビット暗号化・パスワードロック・5年保証 |
| キオクシア EXCERIA PLUS G2 1TB | ポータブルSSD | 1TB | USB 3.2 Gen 2・読取1050/書込1000MB/s | Windows・macOS・PS5・Xbox Series X/S対応と記載 |
| Kingston XS1000 1TB | ポータブルSSD | 1TB | USB 3.2 Gen 2・読み出し最大1,050MB/秒 | USB-A/USB-C・5年保証 |
| バッファロー ポータブルSSD 1.0TB | ポータブルSSD | 1.0TB | USB3.2 Gen1 | コンパクト設計・メーカー動作確認済み |
| バッファロー ポータブルSSD 500GB | ポータブルSSD | 500GB | USB 3.2 Gen1・最大約430MB/s | バスパワー・約17g・MIL規格準拠の耐衝撃・PS5対応と記載 |
| キオクシア SSD-PK480U3-BA/N | ポータブルSSD | 480GB | USB3.2 Gen2・読取550MB/秒 | PS4/PS5動作確認済み・耐衝撃・パスワード保護 |
| Seagate One Touch HDD 2TB | ポータブルHDD | 2TB | USB3.0 | パスワード機能付き・約148g・3年保証+データ復旧サービス3年付 |
| WD Elements Portable HDD 2TB | ポータブルHDD | 2TB | USB 3.0(5ギガビット毎秒) | バスパワー・Macは再フォーマットが必要と記載・2年保証 |
| バッファロー 外付けHDD 2TB HD-AD2U3 | 据え置き型HDD(3.5インチ) | 2TB | USB 3.0 | テレビ・PC対応・質量約900g |
| UGREEN M.2 SSD外付けケース | 外付けケース | (SSDは別途用意)最大8TB対応 | 10Gbps(USB3.2 Type-C)・NVMe/PCIe | 2230/2242/2260/2280のサイズに対応・アルミ製 |
| キオクシア EXCERIA PLUS G3 内蔵SSD 1TB | 内蔵SSD(M.2) | 1TB | PCIe Gen4 NVMe・読取5000/書込3900MB/s | 600TBW |
| キオクシア EXCERIA 内蔵SSD 480GB | 内蔵SSD(2.5インチ) | 480GB | SATA | 7mm厚・3年保証 |
| キオクシア microSD 128GB | microSD | 128GB | UHS-I Class10・読取最大100MB/s | Nintendo Switch動作確認済・5年保証 |
| キオクシア 高耐久 microSD 128GB | microSD(高耐久) | 128GB | UHS-I U3 V30・読取最大100/書込最大50MB/s | ドラレコ・監視カメラ対応と記載・2年保証 |
| SanDisk 高耐久 microSD 64GB | microSD(高耐久) | 64GB | UHS-I/U3/V30/Class10 | ドライブレコーダー・防犯カメラ向けと記載・2年保証 |
| キオクシア SDカード 128GB | SDカード | 128GB | SDXC UHS-I Class10・読取100MB/s | メーカー保証5年 |
※数値は各商品ページに掲載している仕様表(メーカー・Amazon商品ページの記載)によります。「—」は仕様表に記載のない項目です。転送速度は最大値の目安で、使うパソコンや機器、ファイルの種類によって変わります。
小型で衝撃に強い設計のポータブルSSDが使いやすい場面です。大きなファイルを頻繁にコピーするなら、読み書きの速い規格(USB 3.2 Gen 2など)が候補になります。
ポータブルHDDや据え置き型HDDは、容量あたりのコストが抑えやすい傾向があります。ただしHDDは衝撃に弱く、使用中に動かさない配慮が必要です。
機器ごとに対応する規格・容量・使い方が決まっています。商品ページに「PS5動作確認済み」と記載がある機種でも、ゲーム機側の対応条件は本体の取扱説明書で確認してください。
テレビ側の対応が前提になります。録画用として案内されている製品でも、テレビとの組み合わせによって動作が異なる場合があります。バッファロー HD-AD2U3は「テレビ・PC対応」と記載されています。
書き込みを繰り返す用途では、高耐久をうたうタイプが向くと説明されることがあります。機器が対応するカード容量・規格を、機器の取扱説明書で確認してください。
NVMeのSSDとケースの規格が合うかを確認します。UGREEN M.2 SSD外付けケースは、NVMe/PCIeの2230/2242/2260/2280サイズに対応と記載されています。USBポートまわりの選び方はUSB-Cハブ・ドッキングステーションの選び方ガイドも参考になります。
ここまでの見方をもとに、GEARNOTEに掲載している外付けSSD・HDD・内蔵SSD・メモリーカードを並べました。各商品ページでは、仕様表・選び方のポイント・メリットデメリットを同じ形式で整理しています。
持ち運びや速度を重視するならSSD、容量あたりのコストを抑えたいならHDDが候補になる傾向があります。HDDは衝撃に弱いため、持ち運びの頻度や置き場所も考慮してください。
規格上の最大の速度が異なり、Gen 1は5Gbps、Gen 2は10Gbpsとされています。ただし、実際の速度は、つなぐパソコンのポート、ケーブル、保存するデータの種類などで変わります。
ゲーム機ごとに、対応する接続規格・容量・使い方(ゲームを保存できるか、遊べるか)が決まっています。商品ページの記載とゲーム機本体の取扱説明書の両方を確認してください。
動画の書き込みに必要な最低限の速度を表す規格の表記で、4K動画やドライブレコーダーなど、書き込みを続ける用途で目安にされます。機器が求める規格を、機器の取扱説明書で確認してください。
同じデータを2か所以上に保存するのが基本です。外付けストレージだけでなく、別のストレージやクラウドなども組み合わせる考え方が一般的です。故障や紛失に備えて、定期的にコピーを更新しましょう。
※本ガイドは一般的な考え方をまとめたもので、特定の製品の効果や安全性を保証するものではありません。使用方法・注意事項は必ず各製品の取扱説明書とメーカー情報をご確認ください。価格・在庫は変動するためAmazon商品ページでご確認ください。