オンライン会議や配信、授業などで使うWebカメラやマイクは、仕様表の「4K」「画角」「指向性」といった用語の意味が分かりにくい機器です。画質は解像度だけでなく、画角・光補正・レンズやセンサーの性能で変わり、音声はマイクの指向性や設置距離で聞こえ方が変わるとされます。このページでは、当サイトに掲載しているWebカメラ、USBマイク、スピーカーフォンの記載値を例に、仕様表の読み方と、使う場面ごとの考え方を整理しました。対応OSや付属品は機種ごとに異なるため、購入前にAmazon商品ページとメーカー情報でご確認ください。
オンライン会議や配信に使う機器は、役割によっていくつかの種類に分けられます。以下は一般的な説明です。
| 種類 | 役割 | 一般的な特徴 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| Webカメラ | 映像を撮影してパソコンに送る | USBで接続する機種が多い。マイクを内蔵した機種もある | 内蔵マイクの性能は、機種により異なる。設置位置や、パソコンの画面との位置関係も確認する |
| USBマイク(コンデンサーマイクなど) | 音声を録音し、USB経由でパソコンに送る | ドライバーの設定なしで使える機種がある。デスクの上に置いて使うタイプが多い | 指向性(どの方向の音を拾いやすいか)を確認する |
| XLRマイク | オーディオインターフェースなどを介して接続する本格的なマイク | 音質を細かく調整したい用途で使われる | ファントム電源などに対応した機器が別途必要になる場合がある |
| スピーカーフォン | スピーカーとマイクが一体になった会議向けの機器 | 少人数の会議で、音声を拾いやすい設計の機種がある | エコーキャンセラーなどの機能の有無を確認する |
パソコンの内蔵カメラやマイクで足りるか、別に用意したほうがよいかは、使う場面(会議・配信・録音など)によって変わります。
解像度は映像の細かさ、フレームレート(fps)は1秒あたりの映像の枚数を示します。一般的に、数字が大きいほど細かく、動きがなめらかになる傾向がありますが、会議アプリ側の設定や、回線の状況によって、実際に送られる映像は変わります。当サイトの仕様表では、Insta360 Link 2Cが4K・最大30fps、UGREEN FineCam Liteが4K@30FPS/1080P 60FPS、Anker PowerConf C200が2K、ロジクール C920nがフルHD 1080p/30fps・720p/30fps、ロジクール C922nがフルHD 1080p 30FPS/720p 60FPS、Razer Kiyo Xが1080p 30fps/720p 60fps(207万画素)と記載されています。
画角は、映る範囲の広さを示します。数字が大きいほど広く映り、複数人で映るときや、背景を広く見せたいときに向く一方、顔が小さく見える傾向があります。仕様表では、ロジクール C920nが78度、ロジクール C922nが78°(2人までフレームに入れられると記載)、Razer Kiyo Xが82°(広角)、UGREEN FineCam Liteが70°、Anker PowerConf C200が専用Anker Workソフトウェアで最大95°まで調整可能と記載されています。
オートフォーカスは、被写体にピントを合わせる機能、光補正は、暗い部屋などで映像を見やすく補正する機能です。仕様表では、ロジクール C920nがオートフォーカス(5エレメントのガラスレンズ)・自動HD光補正(RightLight 2テクノロジー)、ロジクール Brio 100がRightLightによる自動光補正、Insta360 Link 2Cがオートフォーカス・光学式の手ブレ補正・撮影モード(デスクビュー、プライバシー、ホワイトボード、ポートレート)と記載されています。機能の名称はメーカーの呼び名で、実際の効果は使う環境によって変わります。
Webカメラに内蔵されたマイクは、手軽に使える反面、置き場所が画面の近くになり、口元から距離が離れる傾向があります。仕様表では、ロジクール C920nが「ステレオ(レンズの両側に無指向性マイク×2、最長1m範囲の音声を想定)」、ロジクール C922nがステレオマイク(カメラの左右に1台ずつ、計2台)、UGREEN FineCam LiteとAnker PowerConf C200がデュアルマイク内蔵と記載されています。音声をはっきり届けたい場合は、外付けのUSBマイクを併用する考え方があります。
指向性は、マイクがどの方向の音を拾いやすいかを示します。一般的に、単一指向性は正面の音を拾いやすく、無指向性は周囲の音を満遍なく拾う傾向があります。仕様表では、FIFINE K683Bが単一指向性(カーディオイド)、Razer Seiren V3 Miniがスーパーカーディオイド(単一指向性)、SHURE MV7+が単一指向性、オーディオテクニカ AT-CSP1が360°無指向性エレクトレットマイクロホンと記載されています。Logicool G Blue Yetiは、商品説明では4種類の指向特性を備えると記載され、スペック欄の指向パターンは「単一指向性」と表示されています。1人で話すなら単一指向性、複数人で囲んで話すなら無指向性、という考え方が一般的です。
多くのWebカメラやUSBマイクは、USBでパソコンにつなぎます。AT-CSP1はUSB(有線)・プラグ&プレイ(ソフトのインストール不要)、Razer Seiren V3 MiniはUSB Type-A・プラグアンドプレイ(ソフト・ドライバー不要)、SHURE MV7+はUSBとXLR両対応と記載されています。オーディオテクニカ AT2020はXLRコネクタで、ファントム電源48V DC(要ファントム電源対応オーディオインターフェース)と記載されています。対応OSは、ロジクール C920nがWindows 7、8、10、11以降・macOS 10.10以降・Chrome OS、ロジクール Brio 100がWindows 10/11以降・macOS 10.15以降・ChromeOSなどと記載されています。プライバシー面では、Brio 100の一体型プライバシーシャッター(スライド式)や、Anker PowerConf C200のプライバシーシールド、UGREEN FineCam Liteのプライバシーカバーが記載されています。
| 商品 | 解像度・フレームレート | 画角・フォーカス | マイク | 接続・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Anker PowerConf C200 | 2K | 最大95°まで調整可能(専用ソフト)/オートフォーカス | デュアルマイク | USB-C&USB-Aケーブル・プライバシーシールド |
| エレコム UCAM-CF20FBBK | フルHD 1080p(30FPS)・200万画素 | — | マイク内蔵 | Windows Hello顔認証対応 |
| Insta360 Link 2C | 4K・最大30fps | オートフォーカス・光学式手ブレ補正 | — | USB・撮影モード(デスクビュー等) |
| ロジクール Brio 100 C660GR | フルHD 1080p | — | 内蔵(マイク付き) | プライバシーシャッター・RightLight自動光補正・USB-A |
| ロジクール Webカメラ C920n | フルHD 1080p/30fps・720p/30fps | 78度/オートフォーカス | ステレオ(無指向性×2) | USB(Type-A)・三脚対応クリップ |
| ロジクール Webカメラ C922n | フルHD 1080p 30FPS/720p 60FPS | 78°/オートフォーカス | ステレオ(左右各1台) | USB Type-A・卓上用3脚付属 |
| Razer Kiyo X | 1080p 30fps/720p 60fps・207万画素 | 82°/オートフォーカス | — | USB 2.0・モニター取り付け用マウント |
| UGREEN FineCam Lite 4K | 4K@30FPS/1080P 60FPS | 70°/F1.8/オートフォーカス | デュアルマイク内蔵 | USB(A&Cアダプター付き)・プライバシーカバー |
| 商品 | タイプ | 指向性 | 接続 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| オーディオテクニカ AT-CSP1 | USBスピーカーフォン | 360°無指向性 | USB(有線)・プラグ&プレイ | エコーキャンセラー・ミュートボタン・最大出力2W |
| FIFINE K683B | USBデスクトップマイク | 単一指向性(カーディオイド) | USB(Type-A/Type-C両対応ケーブル付属) | ヘッドホンジャック・ミュート機能・ポップフィルター付き |
| Logicool G Blue Yeti BM400BK | USBコンデンサーマイク | 商品説明は4種類、スペック欄は単一指向性 | USB端子・3.5mm端子 | ミュート機能・周波数範囲20Hz〜20kHz |
| Razer Seiren V3 Mini | USBコンデンサーマイク | スーパーカーディオイド(単一指向性) | USB Type-A・プラグアンドプレイ | タップトゥミュート・14mmカスタムコンデンサーカプセル |
| SHURE MV7+ | ポッドキャストマイクロホン | 単一指向性 | USB Type-C・XLR | ノイズリダクション・ミュート機能 |
| オーディオテクニカ AT2020 | コンデンサーマイク(XLR) | 単一指向性 | XLR(ファントム電源48V DC) | 周波数特性40~20,000Hz |
※数値は各商品ページに掲載している仕様表(メーカー・Amazon商品ページの記載)によります。「—」は仕様表に記載のない項目です。映像・音声の聞こえ方は、使う環境や、会議アプリの設定によって変わります。
フルHD程度の解像度でも、会議アプリ側の設定や回線の状況により、実際に送られる映像は変わります。画角は、1人で映るなら狭め、複数人で映るなら広めを検討する考え方があります。顔認証でのログインを使いたい場合は、エレコム UCAM-CF20FBBKのようにWindows Hello顔認証対応と記載された機種を、仕様表で確認します。
フレームレートの選択肢や、画質を調整するソフトウェアの有無を確認します。ロジクール C922nは「ストリーミング向け」のWebカメラとして、720p 60FPSの表記と卓上用3脚の付属が記載されています。音声の質にこだわるなら、SHURE MV7+のような外付けマイクを組み合わせる考え方もあります。
1つの機器で複数人の音声を拾いたい場合は、無指向性のスピーカーフォンを検討します。AT-CSP1は、360°無指向性のマイクと、エコーキャンセラー、キャリングケースが記載されています。ただし、音声の聞こえ方は部屋の広さや、人の位置によって変わります。
デスクの上に置けるUSBマイクを検討します。FIFINE K683BやRazer Seiren V3 Miniは、USB接続・ミュート機能が記載されています。マイクとの距離や角度で、音声の入り方は変わります。
使わないときにレンズを覆えるかを確認します。シャッターやカバーの有無は、仕様表に記載されています。ただし、物理的なカバーの有無にかかわらず、会議に参加するときは、背景に映るものや、画面共有の内容に注意が必要です。
ここまでの見方をもとに、GEARNOTEに掲載しているWebカメラ8商品と、マイク・スピーカーフォン6商品を並べました。各商品ページでは、仕様表・選び方のポイント・メリットデメリットを同じ形式で整理しています。
一概には言えません。4Kは映像の細かさを示す数字ですが、会議アプリ側の設定や、回線の状況によって、実際に相手に届く映像の細かさは変わります。使う場面(会議・配信・撮影など)と、パソコンの対応状況に合わせて選ぶのが一般的です。
用途によって異なります。広いと、複数人や背景を映せる一方、顔が小さく見える傾向があります。1人で映るなら狭めの画角、複数人で映るなら広めの画角を検討する考え方があります。当サイトの仕様表では、70°、78°、82°などの記載があります。
使う場面によって異なります。内蔵マイクは手軽に使えますが、口元から離れた位置にあるため、音声の聞こえ方は設置状況に左右される傾向があります。音声をはっきり届けたい場合は、外付けのUSBマイクやスピーカーフォンを併用する考え方があります。
一般的に、単一指向性は正面の音を拾いやすく、無指向性は周囲の音を満遍なく拾う傾向があります。1人で話すなら単一指向性、複数人で囲んで話すなら無指向性が使われることが多いです。当サイトでは、FIFINE K683Bなどが単一指向性、オーディオテクニカ AT-CSP1が360°無指向性と記載されています。
つなげない場合が多いです。XLR接続のマイクは、一般的に、オーディオインターフェースなどの機器を介して接続します。当サイトの仕様表では、オーディオテクニカ AT2020がXLRコネクタ・ファントム電源48V DC(要ファントム電源対応オーディオインターフェース)と記載されています。接続できる機器は、取扱説明書で確認してください。
※本ガイドは一般的な考え方をまとめたもので、特定の製品の効果や安全性を保証するものではありません。使用方法・注意事項は必ず各製品の取扱説明書とメーカー情報をご確認ください。価格・在庫は変動するためAmazon商品ページでご確認ください。