スマートリモコンは、赤外線リモコンで操作するエアコンやテレビなどを、スマートフォンのアプリや音声で操作できるようにする機器です。さらに、センサーやスマートプラグ、スマートロックなどを束ねるスマートホームハブが加わると、できることの範囲が広がります。ただし、仕様表には「Matter」「Thread」「Wi-Fi 2.4GHz」「ハブ必要」といった条件が並び、何が使えて、何が別途必要なのかを読み取ることが大切です。このページでは、当サイトに掲載しているスマートリモコン・ハブ・関連機器の記載値を例に、仕様表の見方と、使い方別の考え方を整理しました。対応家電や連携サービスは機種・時期によって変わるため、購入前にAmazon商品ページとメーカー情報でご確認ください。
スマートホーム関連の機器は、役割によっていくつかの種類に分けられます。以下は一般的な説明で、実際の機能は機種ごとに異なります。
| 種類 | 役割 | 一般的な特徴 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| スマートリモコン | 赤外線リモコンの信号を学習・登録して、アプリや音声から操作する | エアコン・テレビ・照明など、赤外線で操作する家電を1つのアプリにまとめられる | 赤外線は、障害物があると届きにくい。対応する家電かどうかを確認する |
| スマートホームハブ | センサーやスマートプラグなどの機器をつなぎ、家のネットワークと連携させる | Matter、Thread、Zigbeeなどの規格に対応した機種がある | 機器ごとに対応する規格が違うため、組み合わせを確認する |
| スマートプラグ | コンセントに差し込み、つないだ家電の電源のオン・オフをアプリや音声で操作する | 古い家電でも、電源の入切だけならスマート化できる | つなげられる家電の消費電力や、安全上の条件を必ず確認する |
| センサー・ボット類 | 人感・開閉・温湿度などを検知する機器や、スイッチやカーテンを物理的に動かす機器 | ほかのスマートホーム機器と連携させて使う | ハブやWi-Fiなどの条件が必要な場合がある |
スマートリモコンとスマートホームハブは、1台で両方の役割を持つ機種もあります。持っている家電と、これからつなげたい機器を整理してから選ぶのが一般的です。
スマートリモコンは、赤外線で操作する家電が対象です。仕様表では、SwitchBot ハブ2が赤外線データベースとして「対応可能なメーカー数4877社・リモコンの種類21363種・製品型番83934個と記載」、Aqara スマートリモコン M3ハブが「テレビ・エアコン・照明・扇風機・プロジェクターなどの赤外線家電を学習して操作(360°のIR送信)」と記載されています。一般的に、データベースに登録された型番のほか、リモコンの信号を学習して登録する方式があります。お持ちの家電が赤外線リモコンで動くものかを、事前に確認しましょう。
多くのスマートホーム機器は、2.4GHz帯のWi-Fiにつなぐ設計とされます。仕様表では、SwitchBot ハブ2が「Bluetooth・Wi-Fi・赤外線(Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応)」、Aqara M3ハブが「Wi-Fi(2.4/5GHz)・パワー・オーバー・イーサネット(PoE)ポート」と記載されています。5GHz帯のみのWi-Fi設定にしている環境では、2.4GHz帯にのみ対応した機器はつながらないため、ルーターの設定の確認が必要です。
Matterは、メーカーをまたいでスマートホーム機器をつなぐための共通規格です。ThreadやZigbeeは、機器どうしが低消費電力で通信するための規格で、ハブが必要になる機種があります。仕様表では、Aqara M3ハブが「Matter over Thread対応・Zigbee 3.0」、Amazon Echo Dot Maxが「Zigbee、Matter、Threadボーダールーター内蔵」、TP-Link Tapo P110Mが「Matter、Wi-Fi」と記載されています。SwitchBot ハブ2は「Matter対応(本機能を利用するにはサードパーティスマートハブとの併用が必要と記載)」とされています。規格の名称が同じでも、使える機能の範囲は機種ごとに異なります。
音声での操作や、他のサービスとの連携を想定する場合は、対応サービスを確認します。仕様表では、Nature Remo mini 2・Nature Remo nano・Nature Remo Lapisが「Alexa・Google Home・Siri」、SwitchBot ハブ3が「Alexa・Google Home・IFTTT・Siri・SmartThings」、Aqara M3ハブが「Apple HomeKit・Google Home・Amazon Alexa(Matterペアリングコードで登録)」と記載されています。お使いのスマートスピーカーやスマートフォンが対応しているかを確認しましょう。
温湿度などのセンサーを備えた機種は、アプリで室内の状態を確認したり、条件に応じた自動操作を設定したりできる場合があります。仕様表では、Nature Remo mini 2が温度センサー搭載、Nature Remo Lapisが温湿度センサー搭載、SwitchBot ハブ3が温湿度計・光センサー搭載・2.4インチ液晶モニター、SwitchBot ハブ2が温度・湿度(付属のケーブルに搭載)・光センサーと記載されています。センサーの値は、設置場所によって変わる目安です。
機器によっては、機能を使うために別の機器が必要です。SwitchBot スイッチ ボット(指ロボット)の仕様表には、「Alexa・Google Home・Siri・IFTTT(ハブ必要)」と記載されています。Aqara M3ハブでは、「不審な開閉の検知にはAqaraドア窓開閉センサー(別売)が必要」と記載され、USB-Cポートには「2A USB電源アダプターは付属しない」と記載されています。一方、TP-Link Tapo P105は「ハブ不要」と記載されています。商品名や画像だけで判断せず、仕様表の「必要」「別売」「併用」といった記載を確認しましょう。
| 商品 | タイプ | 接続・通信 | 連携・規格 | 条件・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| SwitchBot ハブ2 | 赤外線スマートリモコン・温湿度計・スマートボタン・スマートハブの4-in-1 | Bluetooth・Wi-Fi(2.4GHz帯のみ)・赤外線 | Alexa・Googleアシスタント・Siriショートカット/Matter対応 | Matterの利用にはサードパーティスマートハブとの併用が必要と記載 |
| SwitchBot ハブ3 | スマートリモコン | — | Alexa・Google Home・IFTTT・Siri・SmartThings | 2.4インチ液晶モニター・温湿度計・光センサー |
| Aqara スマートリモコン M3ハブ | スマートホームハブ(赤外線リモコン機能付き) | Wi-Fi(2.4/5GHz)・PoEポート・USB-C | Matter over Thread・Zigbee 3.0/HomeKit・Google Home・Alexa | 防犯設定にはドア窓開閉センサー(別売)が必要と記載 |
| TP-Link Tapo H110 赤外線スマートハブ | 赤外線スマートハブ | Sub-1GHz | — | エアコン・テレビのリモコン操作・チャイム機能 |
| Nature Remo mini 2 | スマートリモコン(Remo-2W2) | — | Alexa・Google Home・Siri | 温度センサー搭載 |
| Nature Remo nano | スマートリモコン(Remo-5W1) | — | Alexa・Google Home・Siri | — |
| Nature Remo Lapis | スマートリモコン(Remo-2W3) | — | Alexa・Google Home・Siri | 温湿度センサー搭載・エアコンの節電サポート |
| Amazon Echo Dot Max | Alexaスピーカー(スマートホームハブ内蔵) | Wi-Fi 6E(1x1)・Bluetooth 5.3/Low Energy | Zigbee・Matter・Threadボーダールーター内蔵 | — |
| SwitchBot スイッチ ボット(指ロボット) | 指ロボット(スマートスイッチ) | — | Alexa・Google Home・Siri・IFTTT | IFTTTはハブ必要と記載 |
| SwitchBot カーテン 第3世代 | カーテンの自動開閉 | — | — | U型角型レール対応・動作音25dB以下・最大対応重量16kg |
| SwitchBot スマートプラグ プラグミニ | スマートプラグ | Bluetooth&Wi-Fi | Alexa・Google Home・Siri・IFTTT・SmartThings | 定格電流15A・動作電圧100V(AC) |
| TP-Link Tapo P105 WiFiスマートプラグ | スマートプラグ | Wi-Fi | Alexa/Google Home | ハブ不要・最大負荷電流10A |
| TP-Link Tapo P110M | Matter対応スマートプラグ | Matter、Wi-Fi | Alexa・Google Assistant・Apple Siri | 電力モニタリング対応・定格電流15A・作動電圧100V |
| Aqara 人感センサー P2 | 人感センサー | Matter over Thread(2.4GHz帯Wi-Fi対応) | Apple HomeKit・Google Home・Amazon Alexa | 検出範囲 最大7m・電池 約2年間交換不要(メーカー記載) |
※数値は各商品ページに掲載している仕様表(メーカー・Amazon商品ページの記載)によります。「—」は仕様表に記載のない項目です。対応する家電や連携サービスは、機種・時期によって変わる場合があります。
まず、お持ちの家電が赤外線リモコンで操作するものかを確認します。そのうえで、赤外線に対応したスマートリモコンから選ぶ考え方があります。Nature Remo mini 2、Nature Remo nano、Nature Remo Lapis、TP-Link Tapo H110などが掲載されています。
センサーを備えた機種を検討します。SwitchBot ハブ3やNature Remo Lapisのように、温湿度センサーを備えた機種があります。実際に自動で動かせる家電の範囲や条件は、メーカーの案内を確認してください。
Matter対応のハブや機器を検討します。Aqara M3ハブやAmazon Echo Dot Max、TP-Link Tapo P110MなどがMatterへの対応を記載しています。ただし、Matter対応と記載されていても、使える機能の範囲は機種ごとに異なります。
既存の壁スイッチやカーテンを、後付けで動かす機器もあります。SwitchBot スイッチ ボットは指ロボットとして、SwitchBot カーテン 第3世代はU型角型レール対応のカーテン用機器として掲載されています。取り付けられるスイッチやレールの形状・重量の条件は、仕様表で必ず確認してください。
スマートプラグを使う方法があります。ただし、消費電力が大きい家電や、電源を切っただけでは安全に停止しない家電には使えない場合があります。定格電流・動作電圧、つなぐ家電の取扱説明書を確認してください。
ここまでの見方をもとに、GEARNOTEに掲載しているスマートリモコン・ハブ7商品と、スマートプラグやセンサー・ボットなどの関連機器7商品を並べました。各商品ページでは、仕様表・選び方のポイント・メリットデメリットを同じ形式で整理しています。
スマートリモコンは、赤外線リモコンで操作する家電をアプリや音声で操作するための機器、スマートホームハブは、センサーやスマートプラグなど複数の機器をつなぎ、家のネットワークと連携させるための機器、というのが一般的な違いです。1台で両方の役割を持つ機種もあるため、仕様表のタイプや対応規格を確認してください。
できるとは限りません。スマートリモコンは、一般的に赤外線リモコンで操作する家電が対象です。無線(電波)で操作する家電や、リモコンのない家電は、対象外の場合があります。お持ちの家電のリモコンの種類と、機器の対応範囲を事前に確認してください。
つながるとは限りません。Matterはメーカーをまたいで機器をつなぐための共通規格ですが、機種ごとに使える機能の範囲は異なります。当サイトの仕様表では、SwitchBot ハブ2が「Matter対応(本機能を利用するにはサードパーティスマートハブとの併用が必要と記載)」とされているように、条件が付く場合もあります。
機種によって異なります。当サイトの仕様表では、SwitchBot ハブ2が「Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応」、Aqara M3ハブが「Wi-Fi(2.4/5GHz)」と記載されています。2.4GHz帯のみ対応の機器は、ルーターの2.4GHz帯の設定に接続する必要があります。
大丈夫とは限りません。消費電力が大きい家電や、使用中に目が離せない家電(ヒーターなど)は、遠隔操作や自動運転が認められていない場合があります。当サイトの仕様表では、SwitchBot スマートプラグ プラグミニの定格電流が15A、TP-Link Tapo P105の最大負荷電流が10Aと記載されています。つなぐ家電の取扱説明書で、使用条件を必ず確認してください。
※本ガイドは一般的な考え方をまとめたもので、特定の製品の効果や安全性を保証するものではありません。使用方法・注意事項は必ず各製品の取扱説明書とメーカー情報をご確認ください。価格・在庫は変動するためAmazon商品ページでご確認ください。